この物件、本当に“安い”の?割安な不動産を見抜く5つのポイント
🕒 2025-06-19
「家賃が相場より安い!」「販売価格が驚くほど低い!」 そんな物件を見つけたとき、あなたはどう判断しますか? 実は、“安い物件”と“安く見えるだけの物件”は全くの別物です。 この記事では、その物件が「本当に割安かどうか」を見極めるための5つのチェックポイントを詳しく解説します。
1. エリアの相場と比較しているか?
最も基本的な確認方法は、「同じエリア・同じ条件」の他物件と比較することです。
確認すべき相場:
- 同じ駅・徒歩圏の築年数、間取り、広さ
- 同じ階数・方角(特に南向きは高くなる傾向)
- 過去3か月以内の成約価格
✅ ポータルサイト(SUUMO、HOME’S)だけでなく、中介にヒアリングすることで、**より正確な“実勢価格”**がわかります。
2. 「築年数」と「修繕履歴」を見ているか?
築年数が古い物件は当然価格が安くなりがちですが、「安い=お得」ではありません。
チェックポイント:
- 築20年以上 → 外壁、屋根、配管などの修繕が行われているか?
- リフォーム・リノベ済みか?
- 修繕積立金が十分か?(マンションの場合)
✅ 古い物件でもしっかり修繕されていれば“割安”ですが、未修繕なら“将来の出費”に注意が必要です。
3. 管理状態や周辺環境は良好か?
価格だけに気を取られると見落としがちな部分です。
要注意ポイント:
- ゴミ置き場が汚れている、共有部分に私物が放置されている
- 周辺に空き家・空き地が多く、防犯面が不安
- 駅からの道が暗い、急坂がある
✅ **管理状態や環境の悪さが“安さの理由”である場合も。**現地見学は必須です。
4. なぜ安いのか「中介に理由を聞いた」か?
良い中介であれば、必ず理由を説明してくれます。
例:
- 「売主が早く売りたいため値下げしました」→◎良い条件
- 「前の入居者が短期で退去しました」→△背景を確認
- 「告知事項あり(事故物件など)」→×慎重に検討を
✅ **安い理由をあいまいにごまかす中介は要注意。**誠実な中介は必ず説明します。
5. 長期間掲載されていないか?
ポータルサイトで**「何ヶ月も掲載されている物件」**は要注意です。
可能性:
- 問題があって人気がない(騒音、日当たり、湿気など)
- 実際は成約済みで“おとり広告”の可能性もある
- 値下げしても決まらない=致命的な理由あり
✅ 掲載期間が長い=掘り出し物ではなく“売れ残り”のことも多いです。
まとめ:安さの「理由」を見極められれば、本当の掘り出し物に出会える
「安い物件」には必ず理由があります。 その理由が自分にとって問題にならないなら、それは**“本当にお得な物件”**です。
逆に、将来の修繕費・立地の不便さ・環境の不安などを考慮せず飛びつくと、後悔する可能性が高いです。
最後にアドバイス:
- 中介に「なぜこの物件は安いのか?」と必ず聞く
- 同じエリアで2〜3件比較する
- 必ず現地を昼・夜両方で見に行く
- 管理会社や隣人の雰囲気も確認する
安い家には理由がある。だけど、理由を知って納得したうえで買えば、それは“最高の選択”です。